コレ、弱いねん

Category回想
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結構な唐揚げを食べて
ずいぶんお腹も膨れて
オレも少し酔った

手紙

eriはお酒が飲めないから
酒が入って少し饒舌になった
オレの話をよく聞いていた

時間を見るといよいよ
新幹線に乗る1時間ぐらい前になった

寂しいながら、
店を出て、東京のみやげ店を回る

もうすぐ、
eriは非日常の世界から日常に戻るんだな

そう感じた
すると急に寂しさがこみ上げてきた

eriもそうだったのかな
時間を惜しむようにあっと言う間に
おみやげを決め、
二人カフェに入った

あとは帰るだけとなった時間
店の中は混んでいて
そんなに会話も弾まなかったけれど
次には中間点の名古屋で会おうと話をしていた

いつも前向き
eriとならいつでも前向きに話ができた

出発時間が迫って
eriは無口になった
けれど
一生懸命笑顔になろうとしているのがわかった

その姿を見て
オレはとても心揺れ動いた
離したくないと思った

この前とは逆
オレがホームで見送る

eriはおもむろに手紙を取り出した
オレに渡す

オレは

「また?
 コレ、弱いねん」

渡されただけで心が苦しくなる
思わず抱きしめる

「また、行くからな
 会いに行くからな」

eriの表情が一挙に涙顔になる

出発のベルが鳴り
手を振る姿に時計が光っていた
それを見て一緒にいてくれると確信した

新幹線はとうとう見えなくなった

オレはいつまでも見送ったあと
手紙を急いで開けた

「Mitsukiさん、2日間、ありがとう

 Mitsukiさんに会ってから
 引っ込み思案だった自分が
 前に出ることはなかったです

 eriはMitsukiさんにわがまま
 言わなかったですか?
 最後まで笑顔でいましたか?

 いつも最後は泣いてしまうから
 今回は笑顔で次につなげようと
 思ってました
 
 」

手紙を読んで、
オレは涙が溢れた
前が見えず、思わず立ち止まった

いつもeriは何か思って会いに来てる
それはオレにはいつもわからない

eriにとってはすごく大きな事
でも、終わった時に教えてくれる

eriの意志の強さと想いの深さに
いつも驚かされていつも感動する

オレはまたこの前のように
新幹線上のeriにメッセージを送り続けた

「涙でみえへんわ
 ほんまにありがとう

 また、会いたいわ」

「うん、会いたい」

eriが家に着くまで
お互いのラインは途絶えることがなかった



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